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とか、現地PAみたいな感じの戦力とはならないようです。

 

○児山 
次は、祝祭劇場さんの方でちょっとお聞きしたいことがあったんですけれども、実際に演劇、祝祭塾という形でずっと立ち上げから全部やられたということで大変ご苦労だったと思うんですが、実際の当日、このちっちゃいチラシも見せていただいたんですけれども、内容の異なったものを同じ日に大小ホールでやるということの、どうしてそうなったかというか、その意味合いというか、その辺もお聞かせ願いたいんですが。

 

○泉 
塾生が当初46名でスタートしたわけです。なかなか46名を1回でやるのは、いろんなワークショップとか、そういった面でやっていく間に2つに分けた方がいいだろうということで20名ぐらいですと、そのまま1つのホールでやれたんでしょうけれども。さらに、だんだんいろんなミーティング等をやっている間に2つに分けて、どうせやるんなら大小ホールを使おう、2つのホールがあるからということで同日に公演をしたものでございます。

 

○児山 
中身はこれは全く別のお芝居なんですか、大小ホールは。

 

○泉 
先ほど申し上げたんですが、大ホールの方はリアリズム的といいますか、あともう一方の小ホー
ルでやったグループは寓話的にといった内容で、全く違った、「登り米の伝説」ということでやったわけです。

 

○児山 
先ほどこのパンフレットを、祝祭劇場さんの写真が入っているやつを見せていただいたんですけれども、この大ホールの方が、ガラスというのがすごく斬新で、新しくてすごいなと思ったんですが、芝居をやるというので、率直な話、この写真を見た限りでは芝居ができるんだろうか、この状態でという気がしたんですけれども、実際のところどうだったでしょうか。

 

○泉 
袖もないですし、花道とか、そういったものがない舞台でございますので、音楽を主とした設計のようでございまして、なかなかそういった大きな芝居といいますか、出来るようなホールではないのですが、それでもオープンのときは仮設の花道をつくって歌舞伎などもやりましたし、実際にどうかなと言われますと、なかなかそういう舞台向きではないですね。いろんな工夫をしながら公演を行ったということでございます。

 

○児山 
ありがとうございます。

 

○田中 
鵡川町の田中と言います。私からは3点ほど、1つは今の登米祝祭劇場の関係ですが、これは県で建てた建物ということで、広域圏での振興財団ということになるんですね。主催事業として、共催事業も合わせてオープニングデーは17本の公演、いろんな事業、

 

 

 

 

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